卒FIT その後 II;蓄電池導入

そこでわが家の最新ソーラー発電と電力消費動向について説明します。令和5年5月2日は発電総量は31.4kwh (朝6時の0.1kwhから夕方17時の0.1kwhまで)、消費総量は22.2kwh (これはガス無しのオール電化です)。消費電力パターンは図の通り、早朝にやや高まっているのはヒートポンプ式のエコキュート温水貯蔵でドラム缶一杯ぐらいですかね、その前少しベースラインが増えているのは家人が夜更かしで風呂の沸かし直しや3台のTVを見たりしていた。朝の食事の用意はゆっくりとして、夕方からの食事の準備でピークに見えるのと明らかに違います。季節柄、エヤコンの使用がなく昼間はこんなに低レベルです。家の広さはかなり広く、大手住宅メーカの180平米(総2階)で熱遮断性については建築当初のままですが、リフォームで2か所窓を塞ぎました。

さて、その後蓄電池の導入を行い、5月下旬よりシステムが稼働しました。7月の下旬に至り都内でも連日35℃以上の猛暑になり、冷房機器を昼夜長時間使用せざるを得ない状況に陥り、日中天気も良く・日射量は高くソーラー発電量も大きく、蓄電システムの良さを実感した次第です。次の発電<昼間の青線>、買電<オレンジ色の棒グラフ>、売電<草色の棒グラフ>の3つのグラフは典型例です。先ず、真夜中の12時には、前日の晴天下で発電し蓄電池がフル充電され、それが放電され夜8時ごろまで利用され、空(蓄電池を完全に0%にしてしまうのはッシステム上危険で残20-30%で”ゼロ”設定とします)の状態になっています。我が家では夜も弱く冷房にしています。そして朝方3-4時の2時間で温水を沸かしますので、安い深夜電力を購入するシステムです。朝7時頃から発電が始まり、蓄電用と自家消費

下の運転中の状態を示す

卒FITという言葉と行動

 卒という言葉は卒スで、亡くなる・死ぬこと、学校などを卒業すること。さて、アルファベットでFITとは英英辞書でみても多くの意味がある。今月、令和5年1月の24日に我が家でもとうとう卒FITを迎えるのだ。それは嬉しいか悲しいか、どちら側の情緒で表現できるのか、それとも全く関係ない事象で情緒なんてでは表せないとも言い切れないのである。正直言って十年もの間お世話になった事は間違いなく、本当に感謝しなければならない。わが家のデシジョンとして、オール電化にした。オール電化とはガスの供給も絶ち、事実、契約上ガス会社のメータを外す必要があり、安い夜間電力でヒートポンプを稼働し、お湯をドラム缶一杯分位を沸かし、普段の調理はIH加熱方式で行うのです。そんな時期に照明器具も全てLED 電球とした。 FIT(Feed-in-tariff)とは固定価格買取制度の事でソーラー発電を始め、再生可能エネルギーを10年間固定価格で買い取ってくれる制度の事です。これが終了することを卒FITと言うのです。
 例えば学校を卒業すると、次に新たに何をしたいのか、何をするのかが関心事となる様に、卒FITでも次の手立てをよく考えなければならないのです。よく、キーワードとして目につくことは10年間高値で、例えば42円/kwhで、送電グリッド網の管理電力会社が買い取ってくれてた発電電力をどこかへ安値(x円)で売り渡さざるを得ない状況なのか、自前で蓄電池システム(大容量の蓄電池抱える電気自動車などを含む)を高額で投資せざるを得ない状況(百万円以上、EV車ならそれ以上、若干の公的助成金もあるが)の選択を迫られている。私も1年前頃から、新興蓄電池システムを開発提供している企業の資料を読み始め、昨年の夏ごろから来る卒FITに対して良い案はないかと力を入れて調査を開始した。比較的直ぐに、私にとって、魅力的なシステムが提案されている事を知った。ここでは具体的なサービス名を書くと特定企業のものと判明するので、一般的な説明とする。それは、自前で蓄電池システムを持たないバーチャルシステムで、ソーラーの発電量と昼夜でソーラー発電量が自分の家の消費量を賄えない時に、grid網から電力を市場価格で買わなければならないのであるが、それをスマートメータで相殺してくれるという物である。普通家庭のソーラー発電では、電力の消費量>ソーラー発電量なので、一般家庭にとって莫大な金額を投資せずに済み、相殺された使用した分だけ電気料金を支払えば十分なのである。
  一見どこにメリットがあるのだろうかと迷うが、現在電気代は1kwhで30円以上で、買取価格8-10円よりもはるかに高いのである。ここで少し概算計算をしてみるが、10年前の購入電気代はわが家の実際値で1kwh当たり20円を下回っていた時期もあり、そのころの余剰買取価格が8-10円という数字でも、そう違和感はなかった。といいうのは、天然ガスを自前で採掘できる国の電力代金は七円レベルで、それでも少しは利益を出せると言われていた。それ以前では原子力発電によるコストは4円レベルとも言われていた。<2011年の東日本大震災での福島原発事故で廃炉処理を含めたリアルな発電コストは4円ではとても済まない事が判明> 2022年末の時点での対ドル、円安130-150円、化石燃料コストの爆発的増加、諸々の諸経費のインフレ率の想定以上の高騰などの要因で2023年半ばに更なる価格上昇も予定されており、今の30円/kwhを上回る電力価格のポテンシャルを相殺できるのである。そんなチャンスを8-10円で売り渡し、更に蓄電池システムという決して元が取れない投資には、私はgoを出せなかった。
 課題はなぜ国を始めとする行政機関が卒FITで助成金まで付与して、蓄電池システム導入を進めているのかというと、災害時停電というグリッド網からの電力供給がオフ状態になってもソーラー発電と蓄電しシステムで自律的に出来るだけ長く息絶えずにいて欲しいが為と季節的に訪れる電力逼迫時の負荷軽減である/これは最近わが家にリフォームで出入りしている企業の本音の話である。
 かくして、卒FITの次に、特に我が国日本は家の断熱化(冷暖房に有効)、省エネ化をあらゆる面で進めるということにつきると思います。

そこでわが家の最新ソーラー発電と電力消費動向について説明します。令和5年5月2日は発電総量は31.4kwh (朝6時の0.1kwhから夕方17時の0.1kwhまで)、消費総量は22.2kwh (これはガス無しのオール電化です)。消費電力パターンは図の通り、早朝にやや高まっているのはヒートポンプ式のエコキュート温水貯蔵でドラム缶一杯ぐらいですかね、その前少しベースラインが増えているのは家人が夜更かしで風呂の沸かし直しや3台のTVを見たりしていた。朝の食事の用意はゆっくりとして、夕方からの諸受持の準備でピークに見えるのと明らかに違います。季節柄、エヤコンの使用がなく昼間はこんなに低レベルです。家の広さはかなり広く、大手住宅メーカの180平米(総2階)で熱遮断性については建築当初のままですが、リフォームで2か所窓を塞ぎました。

闇と光汚染

 昨年末、お付き合いのある企業様から所謂翌年の新年のご挨拶の品を頂いた。翌日、その頂いた手作り写真カレンダーを開くと、名刺大のカードが挟んであり、2023年/先を見る との表書き、裏には一寸先は闇か光明か と添えてあり、その裏の添え書の方がレコードのA面のように聴こえたのである。
 これまで、私が漢字文化で一応育った60余年の間、字の構成としてはある時、気が付いていたのは間違いないことであろうが、きちんと意識して、門構えのなかに音という文字が挟まれていて、それをヤミとして自分自身に受け入れていたのか少々怪しくなった。なぜなのか、漢字の古典として、部首等の組合せで新たな文字を生み出していく、今流のイノベーションが普通に行われるのが象形文字である漢字文化の骨格である。なぜ、門構えに音で、音とは一見関係なさそうなヤミを意味させるのであろうか?
 全くの個人的経験であるが、信貴山の朝護孫子寺に行くとお堂の地下に造られた空間をわざわざお金を払ってまでして、そのヤミを体験(戒壇巡り)したことがあった。そこは本当に全く光明のない真っ暗な空間で、壁つたいに人は歩く事しか出来ない。指先の触覚(感覚)が頼りである。しかし、暗くても、人が2人居て、声だけが2人を結びつけられる事も出来るのである。闇というのはこういう感覚的に分類出来ることばで、物理的意味も持っている。

さて、もう一つの光明であるが、次の2010年6月のマイブログで2009年に話題として取り上げた光汚染について書き残してあった。

追記 *1、*2
  昨年2009年の前半に、海外の雑誌に掲載されていた環境問題。これまで、環境問題の中で汚染物質排出はフロンガス、二酸化炭素ガスや 有害金属、有害有機物質、炭素微粒子、石綿などが取り上げられ、指摘されていたが、 ある海外雑誌では、light pollution を取り上げていた。
 過剰過ぎる夜の照明。これは安全な night life や 夜間屋外活動(スポーツ、イベント、 何もプロだけでなく一般の人が夜間帯に行うものが非常に多い)を拡大してきた。夜間が明るくなると、人の生理的営みが神経的にも阻害されてくるそうだ。 人だけでなく、人工の光が与える動物への影響もあるという。
  *1半導体の1種であるLED照明が開発されて、エネルギー効率が従来の白熱灯に比べて約3分の1と非常に小さくなったことは良いのだが、装置のコストも低減されて、従来と同じエネルギーをと投入すると光る光束の量は3倍になり、夜空が更に明るく輝いてしまう光汚染(公害)となってしまっているのだ。
 400年前のガリレオが初めて手製の望遠鏡で見た星は今や都会では決して見れないとうノスタルジー的文章からその海外雑誌は始まっているが、一度エコ、省エネの観点だけでなく、夜間照明の在り方も検討課題の一つとして入れたい。光で汚染と言われると、いい気分がしない。せいぜい、キャンプの焚火の明るさで済ませる生活がいいのだろうか。現代人類の生活がここまで来てしまってると後戻りは出来ない。
 米国NASA提供が提供している夜間衛星写真(添付URL)は、おそらく想像以上に地球規模で夜の世界の営みが奥地まで進んでいる事を物語っている。
http://apod.nasa.gov/apod/ap001127.html
このサイトの中央にある写真をクリックすると詳細な夜間の光の分布を見ることが出きる。
 この写真を見て、何を想像してしまうか。想像力の豊かな人ほど悲観的になってしまうかもしれない。今や、全世界にくまなく広まっている、電気供給網(グリッド)が出来上がっていることは、エジソンの時代の電球の発明から100数十年という長い時間が見える。この光の分布を見ていると、地球上のちっぽけな狭い日本だけでエコ、グリーン運動を血眼に行っても、本音のところ効果がなさそうに思える。グローバルな取り組みが是非必要であろう。

 地球上にいて、今でもかなりの奥地へ行くと、そこの夜は闇夜でなく、天を見上げると満天の星と天の川で一杯である。その様子を高感度映像でどこかのTV番組が流していた。それは、人工の照明がないからこそある、ありのままの世界であって、古の人は、現代の宇宙へ上がってしまった衛星からではなく、地上から宇宙の地図の光のグリッドを見て、想像を広げ、神話などを語っていたのであろう。その高感度TV放映像の中を、素早く右から左方向動き、消え去った強い光があった。やはり、人の仕業の”未確認飛行物体”が夜間でも蠢いている証であった。*2私自身の体験でも1980年代の後半の米国東岸部のノースカロライナ州の田舎の夜空は、まだこのような「闇夜」であった。

New Header Photo updated

This header photo was taken by myself, when I have participated 2014 Photonics West at SF, CA. After completion of conference, I took my favorite bay cruise and got to shot the eight slopes in town of SF from bay side.

サブタイトル:さがしもの

 目が疲れた、指先も疲れたなという声にもならない終わりだった。それはある日の夕方のことで、今は4-5時間経って、あるTV番組を見終わって、70歳になった歌手の人生みたいな内容で、以前呟いた小椋佳さんが苦労して歌詞を考案する方法とは違ったやり方で歌詞を紡ぎ、作曲もする方のやはり苦労話に気が行ってしまったのである。その歌手は10代半ばで上京し、挫折の度に長崎という自分の故郷へ逃げ帰ったそうだ。私など、工場勤めの父の会社の横浜にあった社宅に生まれてから6年間、その後神奈川県の近郊に引っ越しそこに12年、東京の大学に入って大学近在で2か所下宿を変え、そのまま結婚したので棲みかも都内で、帰る故郷と言える町などはないなと、横道にそれた想いになった。
 何故そんなに疲れたのかという理由についてお話するのが本流である。サラリーマンを早期に辞め自営業になって、早17年を過ぎようとしている。それからブログを書き始めて、そのブログのトップページの写真を変えようと決めて、そうだ2016年に海外出張へ行って報告書を書いた資料のトップページで使ったある写真を探しはじめていたのである。結果を先に言うと、さがしものの写真は見つかったのであるが、そのプロセスは壮大で、デジカメ写真の画像を何枚、いや1000枚以上になったかもしれないのであった。
 探そうとしている写真はサンフランシスコSFの急坂の道で、それもbay側から見たもので、近くの港から出船する好きなクルージングの船から眺めたものである。SFには米国系外資企業のサラリーマン時代から毎年訪れていて、自営のコンサルタントになっても、顔を出すカンファレンスの種別は若干変わっても2005年から2016年まではSFを訪れていた。毎年必ずクルージングの船に乗ったわけはないが、時間があると、ナパバレーのワイナリーツアーかこのSFの急坂が平行に8本も並んで見えるクルージングに出かけていたのだ。始めの頃はただSFには急坂が多く、サラリーマンがスケボーを蹴ってオフィスに行く様子などがフィーチャーされていた。自分でも、クルージングで始めから8本もの急坂が綺麗に平行に並んで存在し、それをフレームに収められるとは想ってもいなかった。実際、4本だけ急坂が並んでいて、その4本の組み合わせも撮った写真によりまちまちであった。
 最初の早とちりは、2016年のカンファレンス報告書だったので、2016年のデジカメフォルダーを見分したのだが、見当たらなかったのである。そこで、過去の年度のフォルダーも探したのだが、見当たらなかったのである。そうだ、その頃はデジカメの性能が急速に向上し、機種も一番古かった国産のN社のものからS社の機種へ、更にS社の機種で安価で使いやすいレンズ系のF値がやや大きい自分でS500と呼んでいる3台をある時期混在して使っていたことを思い出した。現在はS500を自分で、Sは家内が使っている事にはなっているが、皆さんと同じように、性能が格段と良いスマートフォンのカメラ機能に頼っている。

そんなこんなで、結局2014年のフォルダーにそのものは鎮座していたのである。何年にも渡りSFの急坂に向けてシャッターが押されていたが、8本も綺麗に並んで撮れていたのは実は1枚で、4本であったり、bayクルージングは私が個人的に興味を持っている8本の坂のことなどお構いなしに、都合の良い所でゆっくりと進んでくれることもなく、陸からの距離も私の頭の中のベストショットのポジホンに関係なく、行きかっていたので、ただボーッと遠目に丘が見えるだけだった。
  偶には私のとりとめのない、ストーリーのない独り言に、お付き合い頂いたことに、有難うと申し上げたい。SFはこの8本の急坂が仕事上での私の故郷と主張しているのかなと想った。

令和5年2月記す

高速・高集積度の半導体チップを搭載したイーサネットスイッチの売上が好調

令和3年12月16日リリース情報、オリジナルソースは文末のサイトを参照して下さい。

2021年第3四半期の結果がDell’Oro社より以下のように公表された。データセンター向けにイーサネットスイッチが11%も売り上げが伸びた。シスコ、アリスタ、Huaweiがトップ3社(順に)であるが、トップのシスコは数%シェアーを落としている。2番手のグループのwhite box maker のアリスタやジャニパーが伸ばしている。

グーグルとアマゾンは既に400Gbps スイッチを300万ポートもハイパースケールDCに導入済でマイクロソフトも第3四半期より導入開始するという。

Ethernet Switch Revenues Reach New High as Cisco Loses Ground – SDxCentral

物の認知とCloaking

これまで私の独り言で無や空について仏教関連や数学的に素人なりに呟いた。最近、無や空に気になったことがあった。空(から)とは大きな滝があって、ごうごうと大量の水が飛沫を上げて落下している様をみて、普通はその水の向こうには山崖が窪んだ何もない空間があるようなことだとTVで説明している方がおられたのである。実際30年以上も前にナイアガラの滝のカナダ側で、観光客としてその滝の落水の内側を歩いた体験を思い出した。

そんなきっかけで、そこに物が有るか無いかの認知についてちょっと科学的に触れてみたくなった。

聞かれた事があるかも知れないが、暗闇で飛ぶコウモリは洞窟の中でぶつからずに獲物を捕えることが出来るという。これを学者が研究し発表した論文を読んだことがあるのだが、コウモリは赤外線でなく超音波を発し、高度な認知機能を持っており、その超音波も高音と低音の異なった周波数を上手く使い分け、反射してくる超音波から動く獲物の方向や距離を知るという。それで獲物を捉えて自らの生の為の糧とするのである。

これを少し一般化して、科学的に見てみたい。
物を検知、認知するために何かを発して、その何かが物から反射してきたり、透過する状態を知る、受ける過程(物と発した何かとの相互作用)を解析しなければならない。例えば手元のガラスが赤く見えるのは、理由は三つあって、一つはガラス自体が赤く発光している場合と透明なガラスの向こうに赤く光る光源があって透過して赤く見える場合、さらにガラス表面に赤い塗料が塗ってあって白色光を当て赤く散乱して赤く見える場合である。
その何かとは、拡張すると、光や音、電磁波や超音波、エネルギー粒子(電子、陽子、中性子等々)である。受けるとは検出器、アンテナ、受光器、マイクロフォン、最近はその検出器を2次元・平面的に配列させたものまで開発され、実用化されている。
身の回り、特に医療の検査では、電磁波の一つであるレントゲン、X線で胸部写真を撮り、その影で、古くは結核、今では肺炎、癌などを判定する。超音波エコー画像でも体内の臓器の状態判定がされる。一番進んで断層写真技術(CT)を繋ぎ合わせて、Ⅹ線CT、磁場を使うMRI-CTなどで、体内の高精細な3次元立体像を得て、病層の状況が判定される。以上は、見えないところを暴露させて、明らかにしていこうというものである。

逆に、同じような科学的手法、過程で、物があるのだが、無いように認知させてしまうことが出来てしまう。よく聞く話だが、レーダに捕らわれない・映らない戦闘機だとか、海上の軍用船などである。仮に可視光(眼に見える)を発し、何かにぶつかり反射すると強弱は別にして可視光は発した方向に戻り、その何かが存在することが認知される。もし、その発した可視光が物から戻ってこない状況を再現出来れば、物が存在していても、見えないから「無いと認知させてしまうカムフラージュ」が可能である。
これをレーダのある周波数の無線と考えると、その無線・電磁波を吸収できるような材料で飛行機や船が作れればいいのである。実際は日本が昭和の初期に開発したフェライト材料が電波を吸収するので、使われているそうだ。叉、これには子供に興味がある透明マント(cloak)が引き合いに出される。この透明マントを着て悪戯(わるさ)をしても正体がばれずに済むというわけだ。
最新の技術では微細加工で検出用の物理的波動の波長(発する何か)より小さなものを作ると、見えないという原理原則があり、可視光(普通は500nm程度の波長)では100nm以下のものは見えないので、電磁波の仲間で波長が1nm(ナノメータ)より小さいX線を使うと見えてくるのである。無線電波の領域でも、電波の波長を算出し、その波長より小さな物は見えづらくなる。類似の技術がこれからの5Gスマフォやさらに次世代のモバイル端末に応用すべく開発がスタートしている。

しかし、人の触覚・触るという行為は光や電波を照射して認知されなくても、闇の中でも掴める・触れることで、物があると認知出来てしまう。これは如何なるものかとふと考えたのだが、触って何かあるという事は物理の作用・反作用で質量と重力が関わるものであることが分かる。

最後に、人の認知とはその存在、影響力、将来性、可能性などを社会的活動・交流、コミュニケーションなどから受けとめるものと思うが、人としてこちらから発する何かとはそれらで十分であろうか。まだ相対(あいたい)する透明マントのようなカムフラージュしてしまう状態とはいかなるものであろうか。人を知る、認知する事はそう容易くはいかない。いっそのこと、こちらの心を開き曝け出し、人を常にリスペクト(respect)すればいいのかもしれない。 (令和3年3月記す)

最近のフォトニクスと見えない日本

久しぶりに、米国OIDAのサイトを覗いた(閲覧した)。

そこで米国国家プロジェクト、NPI  National Photonics Initiativesの活動が紹介されていた。

ほぼ1年遅れで見ることになったのだが、2017年の後半に2018年のフォトニクスを予想するみたいな記事(動向)があって、精査した。2018年の実績、成果と言ってもいい、Lidar, VCSEL, Additive Manufacturing, Basic research: Make America great again? 等々が取り上げられていた。

Lidar 技術はもともと大気汚染を監視する為に開発されたという。それが車の自動運転のためのセンサーとし脚光を浴びることになった。

VCSELは通信用だけでなく、上のLidarの光源、アップルの携帯端末の搭載される3Dセンサー向けに膨大な数(従来の10倍)のVCSEL半導体チップが必要であること、米国の大手メーカ2社の名前(L社、F社)が示されていて、日本の企業は蚊帳の外である。

Additive manufacturingにはガスレーザではなく、高強度狭短パルスファイバーレーザが必要で、業界のメーカが買収などを通じて、大手は市場の40%を抑えているという。

Basic researchのセグメントでは、量子暗号化通信や人工知能AIへ米国だけでなく、中国、欧州が巨額の開発投資をしているとあり、日本の引用などは無かった。

グリーンフラッシュ @Guam

陽が沈む時、最後の瞬間に緑色の光を放つという。

実際、2年前に訪れたグアム島で、タモン湾で夕日が沈む時に経験した。それを写真で示すとなるとなかなか難しい。自分の眼で見えたと確信しても、デジカメの画像データに自分の眼と連動して、記録されたかは定かでない。

現場の体験では太陽の球体の頭がまさに海面へ隠れようとする数秒間で緑が放たれた。生憎人の眼や感光剤では緑色でも時間が長かったり、強度が蓄積すると白化してしまう。

撮った写真を紹介するが、緑なんて見えないと言われれば反逆は出来ないが、眼で見た時は最後の円弧の一部が海面と接する辺りから放たれた。上の空と接している部分ではなかった。

貴重な経験であった。

拡大調整

拡大調整

green flash

green flash

ファラディー (1791-1867) の努力を知る

遅きに逸した。この60歳になろうとしている時期に、電気の世界で著名なファラディーの逸話を知った。

貧しい生活環境の中で電磁気を研究したそうだが、そのスタートは何にも関係ないビートから砂糖を抽出する化学的なテーマだったそうだ。しかし、この課題は当時(19世紀)のイギリスの国産の砂糖を作るという食糧事情を改善させる大きな課題であった。

さて、ファラディーが研究分野へ入るきっかけになった逸話を知ったのだが、貧しい家庭にあって学校にも行けず製本業の仕事をしながら、ある研究者の講義の手書きメモを取って、綺麗に製本印刷した事であった。これが研究者の目に留まって、助手としてスタートする事になったそうである・

しかし、ファラディーの研究は電気と無縁の生石灰やダマスカス鋼より堅い鋼を生みだすテーマで、ここでも錆びない金属ステンレス考案を先駆的に行ったのである。(1819年)

1831年には有名なコイルに電流を流して電磁誘導現象を発見し、モータ装置へ繋がった。この偉業が世界の全ての人類の生活様式を変えてしまうturning point だったと認識した。

1839年には、後にまたまた世界の人類の生活様式を変えてしまう半導体が実用になる100年前に既に酸化銀の導電性を調べて半導体物質を初めて発見していたのである。

人が短い一生の中で、後世人類の生活様式を一変させてしまう偉業を2度も達成していた事には、深く敬服したい。

http://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Faraday

http://www.ijinten.com/contents/ijin/faraday.htm

 

英語能力向上 番外編

これまでの4シリーズで英語力向上について、私のアイディアを紹介した。先ず“直ぐやる課“ではないが、直ぐに動き出すことが良い。私はこれまで25年以上に渡り、光通信関係の国際カンファレンスに参加して来た。以前では考えられなかった、英語を勉強するには格好のチャンスがある。

以下のサイトは、昨年開催された欧州光通信カンファレンスのYouTube映像である。紹介されているテーマはメーカの簡単な製品紹介や参加した人の非常に短い談話であるが、これが中級レベルの方にはぴったりだと思う。(来週には今年度のカンファレンス2012が開催されるので、昨年の実績紹介としてアップされている。)

http://www.ecocexhibition.com/ecoc2011vidpics

国際カンファレンスだと、英語をとにかく話すが、母国語以外の方の英語を聴くチャンスが豊富である。このサイトの複数のビデオをご覧頂くと、すぐさま、訛りのある英語を実体験できる。

挑戦として、先ずそれぞれのビデオを見て、その話す方の訛りを確認してみる。

確認が出来たという事は、hearing力としてそれなりのレベルにあることは間違いない。 何をコメントしているのか、手元のメモ用紙にでも、dictationしてみる。少し解りづらければ、ビデオのその部分を数回繰り返して見る。最終的に、日本語でテロップが付けられる位の作業を行う。

その気になれば、role playとして、インタビューする側の気持ちになって、こんな質問でもしてみようか、インタビューを受けるメーカー側の気持ちになって、こうやって新製品の説明を話せば、解ってもらえるとか、実践的経験が直ぐに出来るのである。

皆様、ご自分の仕事のテリトリーで、ともかく参考になりそうな、英語サイトのビデオを探しだし、ここで説明したステップをやってみることをお勧めします。

(追記)ビデオの中に、以前ご一緒に写真を撮らせて頂いた方や、一緒に仕事をした方、お名前を存じ上げている方などが登場しておりました。