強みの定量化

バックアップ用の古いフォルダーの中に13年前に作成した資料を見つけた。当時某省庁の私的勉強会向けに作成したものだった。簡単にいうと日本経済の強み、企業の強み、団体の強み、ひいては個人個人の強みを一気に定量化できないか、定量化しようという気持ちだった。

先ず、強みの要素を3つ取り上げ、これらを軸として定量化し様とする流れで資料を作った(当時)。(創る)ビジョンの数、行動の早さ、それから継続性の3つの要素を3軸として、可視化できるようなものだった。

今では、innovation, speed, sustainability という英語表記の方が受け入れやすそうだ。注意点としては結果として強くなった状況と”強み”は異なったもので分ける必要があることだ。また、強みとなりそうな背景、環境等のお国性、民族性、文化は2次的要因として考え、これらの環境要因は常に変動し固定的なものではないことを指摘していた。

本意は当時、日本の諸問題・課題を解決するための科学技術政策を考えて行こうとするものであった。現在でも課題は変わらないが、2次的要因(財政状況、少子高齢化、所得が成長していないなど)は大きく変動していることに留意しなければいけない。そのような資料の中で、自分では忘れていたが米国半導体大手企業の経営者が以下のようなコメントをされていたのを引用していた。

“I am constantly challenged to match with the best of Japanese competitors and the best of customers.” by Intel Executive Manager. (2013 July 30、NHK 3ch)

”日本で、最良のお客様と最良の競争相手に恵まれて、常に期待に応えられるよう挑戦して来た。”という意味合いだが、これはベンチマーキングや顧客の大切さを示している。

今後も改訂版強みの定量化に取り組んでいきたい。

 

久しぶりの体感

こうやってコンサルタントの仕事を続け、10年が経ってしまった。

顧客の依頼を忠実にこなし、支援する事は誰でもが解っているが、具体的にどうやってソリューションを提供すれば、満足して頂けるか、自分でも達成感を得て、次の案件に進もうという意欲、インセンティブを持ち続けるための経験を最近した。

これは誰でもがしていることだが、業界の展示会に参加してみて、還暦を過ぎた身でも常に新しいことを勉強し、吸収し続けること 1)、ただの勉強でなく、時間が進むと歳をとるのではなく、古い捨てることが出来るものは捨て、新しいライフスタイルを得ること 2)、そのような経験、体験を出来るだけ多く見つけること 3)。

さしずめ、生涯教育という言葉もあるが、一生涯とはやや嫌いな言葉。最近の流行の言葉で表すると持続可能な勉強という事になるだろう。 <sustainable>が持続可能と和訳されてるが。

6月10日から始まった都内からちょっと遠い、しかし、メトロや京葉線を乗りつぐと速い、幕張メッセのInterop 2015へ行ってきた。久しぶりの体感とは、IT業界企業の関係者、社員は若い。現場も盛り上がり熱気を感じた。それより、10年前までは考えられなかった技術、システム、装置が実用に供されていたことである。重厚長大、軽薄短小とよく言われるが、絶対的で完璧な目標は誰に分かるであろうか?、そこにとらわれず、その場その場で最適と思われるソリューションで対応していけば宜しいのではないだろうか。

余談、プラレールは子供が喜んで遊んだが、最新のリニア―トレインの模型は大人が喜んで遊びたいとワクワクさせるもの。こんな新しいライフスタイルの仕組みを目指す気持ちを持ちたい。

Marketing?

昨日、家族から頼まれたものを買いにあるストアーへ行って、頼まれたものを購入した。

さて、レジの列に並ぶと手の届くところにワインコーナがあった。目線を向けるとオーストラリアワイン。ちょっといいなと思って、陳列のブランドワインのラベルと読み出すと、Jacob’s CreekのShirazとある。10年以上前の2003年にNZとAUの海外出張に行った際に、これまで初めてだったAUのワインにはまってしまい、仕事の後、別送便で現地のワインを1ダース送ったくらい味に嵌った。それ以降、都内でもワイン専門店でAUのワインを買い求めることが少なからずあったが、そのような際は予めAUやNZのワインをこのくらいの予算で買おうと事前に意識して、店へお邪魔する。

2011年もの

Jacob Creek Wine

今回は、全然別の品物を依頼され購入する目的でストアーで行ったのだが、全然買うつもりもなかったのだが、つい手が出てしまい、なぜか無意識に手にした。そこで買おうと決めてラベルを見ると2011年もの。まあまあだなと思った。

こんな具合だから、品物、商品、新製品を売り込むmarketing戦略なんて、いい加減なもの。安い、見た目が良い、新機能が一杯ついている、他社よりおしゃれ、などなど、データ分析用評価項目がいくらあっても、絶対お客、ユーザを取り込めない。

無意識の中のmarketingみたいなことをまとめた書籍もあったようだが、やはりそれともちょっと違う印象だ。買ってしまって、このような行為をmarketing的分析の説明を加えても意味がない。しいて言えば、価格?5000円のワインだったら、出した手を引っ込める。テーブルワインの価格だったのが偶々の理由か。

 

Globalization インド経済セミナー

2014年5月30日(金)、日経ホールで開催のインドセミナー、「インド金融改革の進展と日本企業への影響」に参加した。セミナーの内容は別にして、参加のパネラーの方々のご意見の中に、日本と印度と協業するビジネスだとか参加者の海外経験の話が多くされた。

http://www.iies-japan.com/iies-j/

それらに、globalization とは何かについて、非常に参考になるコメントがあった。

1. 日本に海外企業を呼び込む、参入支援する環境作りをすること。

2. 文化が多様なインドとユニカルチャーな日本のマッチングをどこに見出すか。

3. 若者(年齢30歳前で)により多くの海外経験を、それで多くの人脈(友人)をつくること。

4. もちろん言葉として、英語の話は出てきたが、不完全でも自分を主張できること。ある企業では多国籍社員が24か国から来ており、24の英語がある経験をされた紹介。

5. 印度は日本の中小企業がビジネスをしやすい環境作りを支援できるか。1. の表裏逆の話である。

6. 例えば米国に留学している中国人は20万人を超えていて、日本人は僅か中国の10分の1の2万人レベル。ハーバードの先生から、日本は大丈夫かと本当に聞かれたという。やはり海外留学は望ましい。

Globalizationのテーマから離れると、印度は中央政府よりも州政府が強い。連邦制形態に近いこと。上院と下院の選挙制度が大きく違うこと、下院はいわゆる国民の選挙、上院は州の議員の選挙で決めること。それで、勿論、規制や法律も異なること。州をまたぐインフラ整備をしようとしたところ大変な苦労をされたこと。各種役所に申請する書類が山の様にあって、工場を建てるのに、申請書類を保管するオフィスでなく、倉庫が本当に必要だった話。しかし、若者の割合が高く、日本、中国をこえて、将来は世界で一番注目される国になる可能性が高いこと。農業や資源産業が盛んで、製造業を飛び越えてサービス業も発展しているが、飛び越えた人が関わる製造業が弱く、特にエレクトロニクス分野では後塵を拝していることなど、勉強させていただきました。

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卒業生向けHarvardXの続報

2014年3月22日から、ハーバード大の卒業生向けe-learningコースで7つの講座が準備されスタートするそうだ。

それら7つの講座はどのような過程で選抜されたのか分らないが、米国人としての関心の高まりなのか、どの国、文化圏に居住している人達にも興味ありそうな内容である。

  1. アメリカの詩歌

  2. 古代ギリシャの英雄

  3. コンピュータサイエンス

  4. 中国の歴史

  5. 神経科学

  6. アイシュタインによる革命

  7. 有形資産(これは直訳、歴史的遺物・貴重品)など

2週間毎のコース、又はハーバードクラブか別の場所に集合して行う。

サンプル講座はedXプラットフォームに出ているという。

http://harvardmagazine.com/2014/03/alumni-learning-online

意外なオンラインe-learning受講者像

知っておいたら今年2014年はワクワクするかも。

①平均年齢が34歳、②82%が大卒以下の学歴、③81%が社会人として仕事についている、④世界のFortune500社に入る企業の40%以上が研修ツールとして採用している、⑤オンライン教育を採用している企業は50%以上の生産性を向上させる可能性を秘めている、⑥その様な企業が研修に費やしている経費1ドル毎に30ドルに値する生産性を生みだしている、⑦人事管理者への調査では離職者の最大の理由として研修が不充分であるとしているのは12%、⑧社員へ最良のe-learningとOJTを提供しる企業は社員1人当り26%以上の売上増を生みだしている、⑨2011年には世界でe-learningの自主学習に3兆5000億円が投入されたが、現在では5兆5000億円、さらに2015年には2倍になる、⑩企業の72%がe-learningは業界での変革に対応出来るように最新な状態に居られるように助かっているし、ニッチな市場で優位性を維持できると述べている、⑪教育・研修志向文化を持つ企業はそうでない企業よりも市場で優れている、⑫内訳として34%以上の企業で顧客のニーズにもっと対応したい、⑬46%以上は業界でリーダ役を果したい、⑭17%以上が市場のトップシェアを獲得したいと考えている。

参考資料:

http://www.trainingzone.co.uk/blogs-post/14-e-learning-statistics-you-need-know-2014/186371

ハーバードが同窓生、卒業生向けe-learning

ハーバード大が現役の学生でなく、卒業生・同窓生向けにe-learning のコースを3月から提供するという。

名称はHarvardX for Alumni だそうだ。ハーバードを卒業した立派な大人に、何が不足でどんなe-learningのコースを提供するのだろうかと少し案じたが、このコースは卒業生専用でフルコースではないようで、教授と再交流出来る意味合いが強く、それ以上に同窓生の絆を強め、卒業生の資産を高める所にこの新しい取り組みの価値を見出したい意図があるそうだ。

参考引用:

http://chronicle.com/blogs/wiredcampus/harvard-u-will-offer-exclusive-moocs-to-alumni/50265

 

空間認知と創造性

今朝、このテーマを思いついた。創造性に関わるのか、こちらの想像性に関わるのか、また人の気持ちの持ちようで何処まで空間を想像でなく、リアルな世界として受け止められるかに関わりそうだと考えた。

きっかけはある科学者が5次元空間を考えているという記事を見たことから始まった。

http://booklog.kinokuniya.co.jp/kato/archives/2007/11/_nhk_1.html

世紀のアイシュタインでさえ、時間軸を加えた4次元空間で色々なことを想像して、物理的に今まで説明出来なかったことが説明出来る様になった。さらに5次元へとはと考えてしまった。

話は現実的なリアルの世界へ戻って、実はわれわれの周りには多くの多次元空間が存在する。数学的には学者さんのアイシュタインやリサ・ランドール(5次元)が求める難しいものでなく、色々な変数が互いに独立であって、あるものを表現しようとする時、それら互いに独立な変数をベクトル的に線形加算出来れば、その変数の数だけの多次元空間が存在すると言える。

具体的な例を示すのが一番いいが、その前に想像性・創造性を試すために、皆さんで考えて欲しい。こんな事は多次元空間ではないか、あんな事も多次元空間ではないかという事例である。

数学の連立方程式を例にすると、変数が2つや3つ程度は中学生で解ける例題の範疇と思う。試して欲しいのは4次元の以上の例である。変数が4つ、v, x, y, zを考えるとそれらを解くために独立な関係式が少なくとも4つ以上あれば良いというものである。

拡大解釈すると、n個の変数に対して、n個以上の関係式があれば、多変数解析として、行列式でアッという間にパソコンのエクセルで解けてしまうのである。上手く解けるには変数n個のベクトル空間の捉え方と逆行列が存在することである。

続く、久しぶりの平成の寅彦

成人教育向けe-learningの鍵(こつ)

これまで、K-12の義務教育やedXの様な大学高等教育にe-learningを上手く活用し、教育機会を提供したり、高額な大学の月謝などの費用を軽減できる一つとして、議論されてきた。

今回、Kirsty Chadwickさんは生涯教育というより、企業社員教育としてのe-learningの役割について幾つか言及している。プログラムやツール・プラットフォームの出来やデザインではなく、教育を受ける大人の気構え、意識と言ったところでしょうか。モチベーションを第1番に指摘し、スキルを身に付けさせるというのではなく、会社は君、社員を必要としている、会社は社員に係っているのだという事を如何に説明するかだという。第2番目には、研修を受けなさいという指示ではなく、知識や経験に優れた大人は、ある分野での知識や専門性を前もって評価して、もしギャップがあるならば、それを埋めようという経験を尊重することだという。

第3には自分で方向性を見出させる事、第4位には受け身的に講義を受けるのではなく、相互的に(Interactive)教育プロセスに参加しているのだという十分な満足感を得る雰囲気創りがポイントだという。

参照:

http://www.gadget.co.za/pebble.asp?relid=7469

Globalization 心技体

大手企業のトップが語るGlobalization、それは心技体だそうだ。

ある国の企業があって、その企業の海外売上が50%を越えるような規模の事業活動を達成できている企業はGlobalな企業と言っても過言でない。しかし、提供するサービスや製品などの種類によっては、必ずしも売上の半数を海外市場、海外顧客に依存しなくとも、Globalな企業と言えるだろう。

我々が、Global化を語る時、心・技・体の”技”に関わることだけに集中し過ぎてはいないだろうか。技とは、英語が上手くないといけないとか、xxの知識が無いといけないとか、
xxの経験が無いといけないとかという類で、大方の方;経営者、教育者、また、
実際にその渦中に入りこまなければならない担当者やその家族はそう思い込んでいると思う。心技体の心・体までに考えが及ばないのは、悪いのではなく、余裕のなさであって、今回参考にさせて頂いた、ピジョン社の山下茂社長のお話は実体験によるものであろう。

私も約20年間米系外資企業で仕事をさせて頂いたが、サラリーマンとしてその渦中にいた時は今でいうGlobalizationなど考えもしなかったのが本音である。
しかし、山下社長さんが指摘する心技体の心・体は実は”技”を成し遂げる為には絶対必要な要素であって、時差を越えた飛行機による移動、決して英語が堪能でも、異文化の習慣を越えるお互いの心、心理を察したコミュニケーション、異国へ招待した顧客への”おもてなし”など心・体に関わる要素が多い事に後になって気が付く次第である。

日本人が海外に行って、すぐさま異国の地で日本食店を探すことが多いが、例えば、ドイツ人が日本へ来られて、ドイツ料理店を都内で探すかというと、そうでない。
私が最近出会ったドイツの方は、折角美味しそうな日本食があるのに、何故食べなれたドイツ料理を東京まで来て食べなければいけないのかと言われた。異国の地の食を楽しむ余裕を持つのも心・体である。

このブログサイトのモットー、sound mind in a sound body は遡る事、40数年前、高校を卒業した時に当時の校長先生が訓示で述べたフレーズで、普通行事挨拶など、申し訳ないが忘れてしまう事が多い中、惟一気に留めていたものである。当時は単に”体力が無いと好きな事もまともに出来ないよ”という程度の認識であったが、Globalizationに実は繋がっていたのである。
渦中にいた時に、自分がGlobalizationを今のように認識していれば、少しは生きる方向も変わっていたのかもしれないと振り返っている。

参考:ピジョン社・社長が語る。
http://www.yomiuri.co.jp/adv/rikkyo/con_20131122_02.htm