Globalization インド経済セミナー

2014年5月30日(金)、日経ホールで開催のインドセミナー、「インド金融改革の進展と日本企業への影響」に参加した。セミナーの内容は別にして、参加のパネラーの方々のご意見の中に、日本と印度と協業するビジネスだとか参加者の海外経験の話が多くされた。

http://www.iies-japan.com/iies-j/

それらに、globalization とは何かについて、非常に参考になるコメントがあった。

1. 日本に海外企業を呼び込む、参入支援する環境作りをすること。

2. 文化が多様なインドとユニカルチャーな日本のマッチングをどこに見出すか。

3. 若者(年齢30歳前で)により多くの海外経験を、それで多くの人脈(友人)をつくること。

4. もちろん言葉として、英語の話は出てきたが、不完全でも自分を主張できること。ある企業では多国籍社員が24か国から来ており、24の英語がある経験をされた紹介。

5. 印度は日本の中小企業がビジネスをしやすい環境作りを支援できるか。1. の表裏逆の話である。

6. 例えば米国に留学している中国人は20万人を超えていて、日本人は僅か中国の10分の1の2万人レベル。ハーバードの先生から、日本は大丈夫かと本当に聞かれたという。やはり海外留学は望ましい。

Globalizationのテーマから離れると、印度は中央政府よりも州政府が強い。連邦制形態に近いこと。上院と下院の選挙制度が大きく違うこと、下院はいわゆる国民の選挙、上院は州の議員の選挙で決めること。それで、勿論、規制や法律も異なること。州をまたぐインフラ整備をしようとしたところ大変な苦労をされたこと。各種役所に申請する書類が山の様にあって、工場を建てるのに、申請書類を保管するオフィスでなく、倉庫が本当に必要だった話。しかし、若者の割合が高く、日本、中国をこえて、将来は世界で一番注目される国になる可能性が高いこと。農業や資源産業が盛んで、製造業を飛び越えてサービス業も発展しているが、飛び越えた人が関わる製造業が弱く、特にエレクトロニクス分野では後塵を拝していることなど、勉強させていただきました。

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