英語だけでなく、学んだことをどういう形でまとめ上げ、それをどのように実施すると、一番効果があがるかについて研究したEdgar Dale氏は、自分でその内容などの構成を設計し、自ら発表して、第3者に示すことが良いそうだ。統計的な評価であるが、このような学習では、自分の実行したことの90%を覚えているという。比較として、本をさらっと読んだ程度では、10%位しか覚えないそうだ。
すなわち、英語で“Presentationを実施する“事が英語力を向上させることでも一番効果的でありそうなことが解ります。
Presentationは、最初は短くていいでしょう。5分として、スライドなども5ページ程度でいいでしょう。さて、学んだ成果をどのようにpresentationするかですが、“英語能力向上 3”でお話した人の立ち位置がはっきりしているrole playの一役を選ぶといいでしょう。
更に効果的なpresentation手法について、お話してみたいと思います。これらも、学習に関するInstructional designの研究から示唆されています。
- 文字だけよりも図や写真を取り込む
- 文字の替りに、ナレーションを入れる
- 動画の様な映像と音声を重ねる
- 本物の事例なども沢山参考にし、出来れば現場体験などもおこなう
- 自習的学習よりも、仲間と協調的行動をして何かを解決した例など
最後になりますが、presentationの構想を練る時に最初にやることですが、このpresentationを行う事で期待する、達成すべき目標を明確に、より具体的に定めることです。例えば、営業研修の売り込み側でなく、立場が逆転した顧客側で、こんな新しい製品を開発して欲しいという要望を仕様書案と共に提案し、相手の営業マンが絶対に請けてくれるかどうか、お互いにビジネスになると信じ込ませる位の本物の交渉が出来ることを目標とすればいいわけです。
このようにInstructional designでも、これから学習しようとする到達点、目標を最初に具体的に定めることが肝要で、そうでないと学習の過程もあやふやになってしまいます。上の営業マン研修では、目標はこちらも斬新な提案をするが、絶対に営業マンを新製品製造に向けて受託してくれる、その気にさせる交渉力を身につけるという事にもなるでしょう。
最初は失敗しても、次のpresentationを行う機会を得たら、改善すればいい訳です。繰り返しも大事ですが、自分の考え方だけで失敗を改善せずに、presentationを聴いてくれた仲間やtutorのアドバイスも入れて、改善した方がより効果的になると思います。
Edgar Dale氏のInstructional Design: