大学の売りとは何か?

無料で高等教育がonlineで受講できるシステムが欧米を中心に進んでいる。例えば、edX とか Courseraという学習コースで、米国の著名な大学 Harvard, MIT, Stanford, Princeton の教授の講座をインターネット経由で好きな時間に、本当に無料で受講できるのである。

それでは、大学の神髄の売りは何処に求められるのかをAndrew Norton氏が議論し、提案している。

ある一定の知識を身につけるだけならば、どの教授でも、どの大学の名(冠)でも、似たような内容が提供されている教材で十分である。しかし、それは、オンラインのコースを履修・修了したという事実だけで、所謂実際のキャンパスに通い、学士号を取得したことと、分けて考えている。

事実、オーストラリアの大学では高等教育に関する予算が20年間にも渡って、減少させられていて、オンラインのコースの方は低コストで構築出来るので、この種の教育が進んでいる。例えば、国家試験があって、資格を取得する様な教育は、別に何処の大学、教授が誰か、教材が何かはあまり関係なく、最終的な資格試験に合格すれば良いのである。

しかし、高等教育を学んだ人材を採用する企業側からの強い要望として、今グローバルに急速に伸びつつあるオンライン履修者に対して、何かが欠けていると言われている。詳しい分析では、実際に大学というキャンパスで実体験出来る素晴らしい事として、interpersonal とcommunication 能力が養えると指摘している。企業側の評価として、オンライン履修者にはこれら2点が欠けているとしている。

特に、高等教育の場では、知を売るだけではない、実体験できる場がある事が評価されているのだと思う。Instructional Design (ID) では、認知技能、運動技能、更に態度に関して教育工学的な立場から、それぞれ異なったIDを開発しないといけないとされている。まさに、運動技能や態度を育成出来るであろう face to face の実体験が出来る場を、如何に提供すべきかかが、今後の大学の売りになっていくキーポイントと期待している。

キーワード;Free online education vs. on campus education

参照;

edX: http://www.edxonline.org/

Coursera: https://www.coursera.org/

情報元;

http://theconversation.edu.au/when-courses-are-free-online-whats-left-for-universities-to-sell-8134

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