Globalization 1230

ベトナムは国内総生産が年率7-8%と大きく、さらに急速に人口が増加しているという。

それで、海外の企業がベトナムへ急速に進出していることもあり、高度教育を受けた人材の要求が増えているという。10年以上前からオーストラリアの大学がベトナムへ進出し、高度教育人材育成に支援して来たそうだ。実際、ベトナムの若者で大学進学を希望している人数のうち限られた割合の意欲的な若者しか大学へ進学出来ないそうだ。

そこで、国でなく大企業が人材育成の為に大学を設立し、その大学教育システムを従来からベトナムへ進出していたオーストラリアの大学が支援するという。(2011年12月30日早朝CNN番組より)

こういった教育人材育成モデルは、ベトナムに限定されず、あちこちで普及して欲しいと考える。人材が必要なのは企業であり、国もしかり。その企業は産業活動を上手く行える環境を自ら形成し、所得の拡大、租税負担をする。凄い貢献と思う。それを、一私立大学や、独立法人格の国に任せっぱなしにしないで、自らも大学経営をして人材を育成する企業活動をしているモデルは面白そうだ。

これこそ、自国内の市場に留まらず、世界市場への挑戦をして行くGlobalizationの流れだろう。その人材育成は画一的なものでなく、それぞれ役割の異なる環境で、異なったglobal人材育成が行われて当然であろう。

大学は基本である教育、研究システムで世界に通用するcore competenceを持たなければ生き延びることは難しそうだ。単に自国の人材を自国の為に育成するだけのモデルは限界に来ており、このオーストラリアの大学のように海外へ出て、その海外の国の人材育成支援を進めて人材育成のネットワークを創る。そういった先進的な教育経営がGlobalizationを進める際のカギになる事は間違いないと思う。

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